情報システム工学科

コンピュータとネットワークに関する先進的な知識と高度なプログラミング技術を修得し、あらゆるものがネットに接続されるIoT (Internet of Things)社会で重要視されるビッグデータの生成、クラウドサービスなどによる伝達・蓄積、分析・解析(マイニング)のための高度情報システムを構築できる人材を養成します。専門知識とともに、技術者倫理やグローバル化対応能力を培います。

※2017年4月新設 内容が変更になる場合があります。
卒業するとこんな仕事も待っている?

学びのポイント

ネットワーク・コンピュータの
スペシャリストに
コンピュータやネットワークの応用分野は、家電製品、自動車、ネットショッピング、交通システムなど、社会のすみずみに広がり現代社会を支えています。そのため最先端のコンピュータ・ネットワーク技術やサイバーセキュリティ技術を修得した人材の需要は国内外を問わず高まるばかりです。情報システム工学科では、先進的な情報システムを構築する能力が身につきます。
データサイエンスの
スペシャリストに
米ハーバード・ビジネス・レビュー誌が「21世紀で最も魅力的な職業」としたのが大量のデータを解析し必要な情報を引き出す「データサイエンティスト」です。ビッグデータの解析により社会・経済の問題解決や、大量に集まるSNSの書き込みから商品開発のアイディアを見つけるなど可能性は無限です。この学科では、データマイニング、人工知能、機械学習などこの分野の最先端の技術を学びます。
技術革新に対応できる
能力の育成
情報システム工学は日々技術革新の連続で、卒業後にも自ら学び成長し続ける必要があります。そのためにも学生時代に基礎知識と技術、その応用力を身につけるため講義科目だけでなく、PBL(Problem Based Learning)科目、実験科目、卒業研究などを通じて知識の深化と技術の修得をします。さらに、チームを組んで国内外のコンテストに参加する挑戦型プロジェクト科目で実践力を養います。

暮らしを支える情報システム工学

システムデザイン工学部の学びを動画で知ろう!
情報システム工学科の学び
ネットワーク・コンピュータ
  • 情報通信とネットワーク
  • IPネットワーク構築法
  • ネットワークセキュリティ
  • 先進コンピュータシステム
  • オペレーティングシステム
  • 組込みシステム設計
ソフトウェア開発(プログラミング)
  • ソフトウェア工学
  • C言語プログラミング
  • オブジェクト指向設計
  • マルチメディア工学
  • データ構造とアルゴリズム
  • UML演習
データサイエンス
  • データベースシステム
  • データベース言語SQL
  • 機械学習
  • Rによる多変量解析
  • データウェアハウス
  • 情報推薦システム
カリキュラム一覧
カリキュラム図表

PICK UP

  • コンピュータプログラミングⅠ、Ⅱ、Ⅲ (1年次)

    入学してすぐに学ぶプログラミングの科目。初心者でも心配なく学べるよう教員とサポートの大学院生がしっかり指導します。

  • データーベースシステム (2年次)

    データベースは情報システムを使いこなすためのデータサイエンスの基礎です。その基礎概念から始まり設計、検索、更新するための国際標準言語SQLを実習しながら学びます。

  • ネットワークセキュリティ (3年次)

    暗号、認証方式といったセキュリティの基本から最新の技術を学び、サイバー攻撃などの現在のネットワークセキュリティの課題とその解決策について学びます。

  • 機械学習 (4年次)

    人工知能実現のための基盤であり、大量のデータ、あるいは貴重な少量のデータを活用して多様な社会システムを最適化するために必須となる技術について、基礎から最先端まで幅広く学びます。

研究室一覧

東京電機大学では、4年間の学びの集大成として原則1年間「卒業研究」に取り組み、研究成果を論文などにまとめます。
研究室は教員、大学院生、卒業研究生(卒業研究に取り組んでいる4年生)で構成され、同じ専門分野の研究テーマを追求していきます。卒業研究生は、教員からの指導や大学院生からのアドバイスを受けながら、将来の夢に向かって研究活動に邁進していきます。 このかけがえのない1年間は、非常に貴重な経験として人生に役立つことでしょう。

  • 先端計算システム研究室
    上野 洋一郎 教授

    計算機でこんな
    先端システムが出来る…かも

    • ネットワーク応用システム
    • プロセッサとデジタル回路
  • 情報ネットワーク研究室
    小川 猛志 教授

    社会を変革する
    次世代ネットワークを創ろう

    • 次世代ネットワーク
    • ネットワークサービス
  • 暗号システム研究室
    鈴木 秀一 教授

    ジグソーパズルで新しい
    暗号を作りました

    • 暗号
    • 統計
  • 3次元グラフィックス研究室
    新津 靖 教授

    世界中で使われるようなソフト開発を
    一緒にやりませんか

    • 3次元ソリッドモデラーの開発
    • 高速高精度3次元画像変位計測の開発と応用
  • ユニバーサル・ソフトウェア・デザイン研究室
    宮川 治 教授

    ヒラメキをカタチにする

    • ソフトウェア
    • プログラミング
  • 先端ネットワーク技術研究室
    宮保 憲治 教授

    ネットワーク技術の研究と
    チャレンジスピリットを培う道場

    • クラウドを活用したディザスタ・リカバリ
    • 可視光・センサーネットワーク
  • 情報安全技術研究室
    八槇 博史 教授

    安全で便利な信頼できる
    情報ネットワーク

    • ネットワークセキュリティ
    • 人工知能
  • データベースシステム研究室
    和田 雄次 教授

    新しいインターネットビジネスを
    創生しましょう

    • データベース
    • Webインテリジェンス
  • 生体信号処理研究室
    川勝 真喜 准教授

    脳の不思議に挑み
    脳に心地良い空間をつくる

    • 脳研究
    • 信号処理
  • 信号処理応用研究室
    小濱 隆司 准教授

    画像、音声、音楽信号処理と
    教育支援に関する研究

    • 信号処理
    • 情報システム
  • インターネットテクノロジ研究室
    冬爪 成人 講師

    ユビキタス
    コンピューティングの実現

    • ネットワーク
    • ユビキタスコンピューティング

PICK UP

  • データベースシステム研究室
    和田 雄次 教授

    さまざまなデータを解析し
    ビジネスに役立つ規則性を探し出す

  • 情報安全技術研究室
    八槇 博史 教授

    社会の安全に役立つ
    情報セキュリティ技術を研究

  • 先端ネットワーク技術研究室
    宮保 憲治 教授

    IoT基盤を形成する
    高信頼ネットワーク技術を研究

  • 3次元グラフィックス研究室
    新津 靖 教授

    画像から有益なデータを抽出する
    3次元画像計測を研究

さまざまなデータを解析し
ビジネスに役立つ規則性を探し出す
和田 雄次
データベースシステム研究室
和田 雄次 教授

データベースシステム研究室では「Webインテリジェンス技術」、「レコメンデーション(情報推薦)技術」、「クラウドデータベース技術」の3つをキーワードに、インターネット上に集積されたさまざまな情報から、これまでに発見されていない新たな知見や規則性を見つけ出すデータマイニングの研究を行っています。たとえばインターネット通販サイトなどで、オススメ商品を表示させる際などに利用されるレコメンデーション技術に関しては、実際にeラーニングのサイトの学習履歴や成績などのデータを利用して、ユーザーに最適な学習教材を推薦する仕組みを開発しました。また、実際にゲームソフトの評価サイトを構築してゲームに関するユーザーの評価データを収集し、サイト上でのレコメンデーションに反映させるという研究も行っています。

昨今注目されているビッグデータ関連では、コンビニエンスストアのPOSデータを解析し、商品の売れ行きや顧客動向の調査を実施しています。他にもインターネット上の情報をより使いやすくするため、どのデータベースにどういった情報が記録されているのかを調べたうえで、複数のデータベースを単一の仮想化したデータベースとして再構築する技術の研究に取り組んでいます。

当研究室では問題の発見から、それを解決するソリューションの提案、評価までのすべてを学生の皆さんが自分で行うことをモットーとしています。そのためには単にコンピュータの知識が必要なだけでなく、データに隠された真実を探し出す、数学的理論的な考え方が欠かせません。特に統計解析に興味を持つ方や、データベースの構築に興味のある方、新しいインターネットビジネスを創生するための情報技術を学びたいという方に、来ていただきたいと考えています。

実際にゲームの評価を行うSNSサイトを立ち上げて、ユーザーの趣味嗜好に合わせたゲームソフトを紹介するレコメンデーション機能を組み込み、その精度を向上させる研究を行っています。

社会の安全に役立つ
情報セキュリティ技術を研究
八槇 博史
情報安全技術研究室
八槇 博史 教授

当研究室では、ネット犯罪やサイバー攻撃など、コンピュータやインターネットの発展に伴うさまざまな社会問題に対して、人や社会の安全を実現する情報技術を追求することをテーマとした研究を行っています。たとえば、特定の企業や組織を対象とした「標的型攻撃」と呼ばれるサイバー攻撃にAI(人工知能)の技術が悪用された場合、どのようなセキュリティ上の懸念があるのか。逆にどのような方法で防ぐことができるのかを、コンピュータネットワークの仮想環境を構築して検証を行っています。また、遺伝的なアルゴリズムを組み込むことにより、自ら進化して有効な攻撃方法を割り出すコンピュータウイルスの研究を行っています。これにより、システムの脆弱性をいち早く発見し、攻撃に先回りして対処することが狙いです。

新しいテーマとしては、人間と機械のコミュニケーションに取り組んでいます。これまで、人間と情報世界の接点はパソコンやスマートフォンなどの情報機器に限られていましたが、近年ではロボットカーやドローンなどの自律的に動く機械が人間の生活空間に入ってきていることから、どのように安全を実現するかが注目されています。そのため、ドローン自身が動く方向を周囲の人間に伝えたり、逆に人間が「こちらに来てほしくない」などの意思を、ドローンに伝えるためのコミュニケーション方法を研究しています。

情報セキュリティをはじめとした、「情報安全技術」は単体の技術ではありません。システムの安全を守るためにはハードウェアやOS、アプリケーション、ネットワークなどのあらゆる技術に精通している必要があります。学ぶことが多く大変な分野ではありますが、それだけにやりがいがあるのではないでしょうか。

研究室では、ドローンやお掃除ロボットなど、自律移動を行う機械のセキュリティに関する研究を進めています。これにより、どのようなリスクやセキュリティ対策があるのかを分析します。

IoT基盤を形成する
高信頼ネットワーク技術を研究
宮保憲治
先端ネットワーク技術研究室
宮保 憲治 教授

研究室では、学生の主体性を尊重し、IoTの発展を視野に入れた次世代ネットワークを推進するための研究テーマを選定し、将来のICT技術を担う学生を輩出できるよう、鋭意取り組んでいます。研究テーマには、(1)IoT(センサ-ネットワ-クと可視光通信の融合)の応用技術の研究 (2)ディザスタリカバリ技術の応用研究 (3)サイバー攻撃対策の研究、(4)高信頼電子メールシステムの研究等があり、これらの中から学生は自分自身に最も適したテーマを選ぶことができます。ネットワーク技術を核として、人工知能(AI)やビッグデータベースとの連携をとることにより、高度なネットワークサービスが実現できます。

将来は、ネットワーク経路のノード(ルータ)でネットワーク状態をリアルタイムで監視することでサイバー攻撃の対策を迅速に行い、自律的に迂回・再送や帯域制御を実現できる高信頼ネットワークが実現できると思います。学生は日頃から研究活動を進め、これまで、電子情報通信学会の全国大会に、毎年10件以上の研究論文の発表を実施してきました。

学生の主な研究成果としては、電子情報通信学会東京支部学生会奨励賞の受賞者7名、電子情報通信学会研究会(英語セッション)論文賞受賞者1名, ワイヤレステクノロジーパーク(WTP)学生奨励賞2名、電子情報通信学会ポスターセッション奨励賞1名の輝かしい研究成果を達成しました。国際会議での学生論文発表件数は4回あり、その内、国際会議論文1件はBest Paper Award(最優秀論文賞)を受賞しました。

当研究室では、年2回の芝浦工業大学との共同論文発表会やMWSカップ(マルウェア対策研究人材育成ワークショップ )の参加経験を積むことができます。また、恒例となった夏季OB合同合宿等を通じて、産業界で活躍している研究室OB生との技術討論を始め、社会に通用する実践技術の研鑽に努めています。将来の先端ネットワークの基礎から応用までの一連の技術に取り組みたいと思う学生さんに来てほしいと思っています。

研究室では、自然災害やサイバー攻撃での電子データの紛失、破壊等に備えて、データのリカバリを低コストで高速に実現するネットワーク技術を研究できます。この技術は、暗号・分割・複製・分散処理等のプログラム機能を最適に組み合わせて、高度なセキュリティを実現します。

画像から有益なデータを抽出する
3次元画像計測を研究
新津 靖
3次元グラフィックス研究室
新津 靖 教授

当研究室では、3次元グラフィックスに関係するプログラミング技術を研究テーマとしています。具体的には、大きく分けて「教育用3次元CAD開発」、「高精度3次元画像計測」、「ボクセル画像の立体表示と画像処理」の3つのテーマについて研究開発を精力的に進めています。

産業分野における3次元CADはフランス、アメリカ、カナダなど海外メーカーがシェアを占めており、日本は年4000億円以上の輸入超過にあります。このため、国内のCAD開発も衰退しています。当研究室は、3Dモデリングエンジンを自前で開発しており、それを応用した教育用CADの研究開発を進めています。その目的は、「空間認識能力」を高めるソフトウエアの開発です。目標は世界中で使われる教育用CADソフトの開発です。

もう一つの研究の柱は、「画像計測」と「3次元画像処理」です。当研究室は、1996年から、世界最大の3次元実大振動実験施設「E-Defense」の3次元計測システムの開発を手掛けてきました。この施設は耐震工学のための人工地震を発生させる施設です。1200トンの試験体に地震動を与えることができます。そのとき発生する試験体の3次元的変位を測るのが3次元計測システムです。複数の高速度カメラで観測した映像から、20m角の大型試験体に設置したマーカーの動きを0.5mm以上の精度で捉えることができます。この技術を含め画像計測を簡便に使えるようにし、広く普及させることがこの研究の目的です。一方、3次元画像処理の大きなテーマに医用画像処理があります。X線CTやMRI画像など人体の断層画像です。その立体表示法と病巣部位の自動検索を目指して研究を進めています。

左上図は、教育用3次元CADを使って大学生が作成した立体モデルです。左下図は木造建物とその振動実験による変形状態を示しています。当研究室では、このような3Dモデリングソフトや3D計測ソフトなどのアプリケーションの研究開発を通して、社会に貢献していきます。

養成する人物像

現代および将来の情報システムの立案・設計・構築・運用に関わる先進的で高度かつ広汎な知識・技術を備え、課題に挑戦し解決する能力のみならず、高い倫理観やチームプレイする力を持ち、時代の変化とグローバル化に対応できる人物を養成します。

めざせる資格
  • 基本情報技術者試験
  • 応用情報技術者試験
  • 高等学校教論一種免許状(情報)※ など
  • ITストラテジスト試験
  • プロジェクトマネージャー試験
  • ネットワークスペシャリスト試験
  • データベーススペシャリスト試験
※ 文部科学省における審査の結果、予定している教職課程の開設時期が変更になる可能性があります。
卒業後の主な進路・就職先

コンピュータネットワーク、プログラミング、データ解析などの専門知識を身につけた学生の主な就職先分野は、情報通信系、サービス系、製造系、運輸・流通業系などに関係する企業・公的機関などの技術・開発・研究職などが挙げられます。
(例:沖電気工業、東芝、日本電気、日立製作所、三菱電機 他)

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